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食いっぱぐれないは嘘!?CADオペレーターが避けるべき意外な”落とし穴”とは?

CADオペのリアルな事情

CADオペレーターは手に職がつくスキル。一度身につければ食いっぱぐれない!

そういうイメージを持たれる方は多いのではないでしょうか?

確かに、筆者も長年CADオペレーターとして働き、職歴が増えてもスキルを評価してくれる企業に採用される機会が多くありました。

しかし、その一方で、CADオペレーターならではの「落とし穴」も存在します。

この落とし穴に気づかずにいると、せっかくのスキルがあっても採用されにくくなったり、職場での評価が下がったりすることがあります。

では、その「落とし穴」とは何なのか。

それは、「ヒューマンスキルをおろそかにしてしまう」ということです!

社会人として基礎にして基本のヒューマンスキル。

それがCADオペレーターとしてスキルを上げていくと共に軽視されてしまうということは、一体どういうことなのか?

筆者の身近に起きた事実を交えながら説明していきます。

ヒューマンスキルの重要性

まず、ヒューマンスキルとは何なのか。

それは、他者と良好な人間関係を築き、スムーズなコミュニケーションを行うために必要なスキルです。

どんな仕事においても重要な能力ですよね。

しかし、CADオペレーターは専門的な技術が重視される分、このヒューマンスキルが軽視されやすい傾向にあります。

※というか、設計やその他エンジニア職種に共通してこの傾向があると思っていますが、、、ここでは触れないようにしておきます笑

例えば、CADオペレーターとしての経験をある程度積んだ人の中に、次のような考え方を持ってしまうことがあります。

  • 「私は設計者ができないことを自分がやっている」
  • 「私は特別なスキルを持っている」
  • 「CADの知識なら私が一番詳しい」

自分の技術に自信や誇りを持つことは大切です。

実際私もCAD経験を積めば積むほどそれなりに自信も持てるようになったし、そのおかげで向上心をもって頑張ってこれました。

しかし上のようにその自信が行き過ぎた状態になると、その考えが態度に表れ設計者や周囲の人と摩擦が生じやすくなります。

実際、そのようなCADオペレーターを目にしたことも何度かあります。

私が実際に見たケース

ケース① 設計者に対して高圧的な態度を取るCADオペレーター

あるメーカーで、私の前任のCADオペレーターが設計者に対して高圧的な態度を取っていたため、結果的に退職に至ったという話を聞きました。設計者が仕事を依頼すると、毎回文句を言われるため、周囲からの評判も悪くなってしまったそうです。

確かに、その職場ではCADを扱える人が限られており、その前任者は貴重な存在でした。しかし、だからといって「自分だけができる」と考え、他の人を軽んじる態度を取るのは望ましくありません。

この方が退職した後、上司から「実は彼女を追い出すために後任を探していた」と聞かされ、ぞっとしたことを覚えています。

ケース② 希少なスキルを持つオペレーターがすぐに辞めてしまった話

別の職場では、非常に珍しいCADソフトを扱えるオペレーターが採用されました。しかし、入社直後から「前の職場ではこうだった」「教え方が悪い」「やり方が違う」と不満ばかりを口にし、最終的に職場に馴染めず辞めてしまいました。

新しい職場に行けば、業務のやり方や文化が異なるのは当然です。その違いを受け入れず、柔軟に適応できなかったことが、この方が続かなかった原因だったのではないでしょうか。

CADオペレーターに求められるヒューマンスキル

では、具体的にどのようなヒューマンスキルが求められるのでしょうか。

1. ヒアリング力(傾聴力)

CADオペレーターの仕事は、単に「言われたことをそのままやる」だけではありません。設計者の意図を正しく理解し、何を求められているのかを把握する必要があります。

設計者の中には、ベテランもいれば経験の浅い人もいます。指示の仕方や情報の伝え方には個人差があり、丁寧にヒアリングしないと誤解が生じることもあります。円滑な業務のためには、相手の話をよく聞き、意図を正しく汲み取ることが大切です。

2. 柔軟性

設計者の要望に応えられるよう、思考や態度の柔軟性を持つことも重要です。

技術は日々進化しており、「前のやり方にこだわる」「知らないことはやらない」といった姿勢では成長が止まってしまいます。

「やったことがないからできない」「他の職場ではこうだったから」と言うのではなく、新しいやり方に挑戦し、学びながら適応していく姿勢が求められます。

3. 交渉力・説明力

すべての依頼にそのまま対応できるわけではありません。使用するCADソフトには制約があり、「簡単にできそう」と思われることでも、実際には難しい場合があります。

そんな時に、「この方法なら可能ですが、この点には限界があります」「代わりにこういう方法ではどうでしょうか?」と提案することができると、設計者との信頼関係も築きやすくなります。

まとめ

CADオペレーターのスキルは、確かに専門性が高く、職場で貴重な存在になれる可能性があります。しかし、それだけでは不十分です。

スキルだけでなく、

  • 設計者の意図をくみ取るヒアリング力
  • 変化に対応できる柔軟性
  • 的確に説明し、提案できる交渉力

これらのヒューマンスキルを意識して磨くことで、より活躍の場が広がるでしょう。

技術と人間関係のバランスを大切にしながら、長く活躍できるCADオペレーターを目指していきましょう!

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